なんだか体調が優れなかったり、少し動いただけですぐに疲れてしまったり、そんなときは自律神経が乱れていることが考えられます。
自律神経のバランスを保つには、ストレスと不規則な生活が一番の大敵です。
今回はそんな敵に打ち勝つための、自宅でも簡単にできる自律神経を整える方法をご紹介します。
快適ライフを手に入れよう!自律神経の整え方
自律神経とは、血流や臓器のはたらきを司る神経のことです。
緊張や興奮したときに働く交感神経と、リラックスしている時に働く副交感神経からできていて、その二つが交互にバランスをとることで心身の健康を維持しています。
自分の意志でコントロールすることはできませんが、自律神経が正常に働くように気をつけることは可能です。
では、どんなことが自律神経を整えることにつながるのでしょうか。
食生活を見直す
自律神経を整えるためには、食事のバランスを考えることが大切です。
無理なダイエットをしたり、3食摂らずお菓子ばかり食べていたりすると、体のリズムが崩れてしまいます。
できるだけ栄養バランスの考えられた食事を朝・昼・晩の3食取るようにしましょう。
3食しっかりと取ることによって、腸内環境も整いやすくなります。
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、ストレスや緊張などのメンタル面の影響を受けやすい器官です。
腸を元気な状態に保つことによって、副交感神経の働きが活発になり、結果的に自律神経の乱れが改善されます。
このように「食」は健康に直結しているので、食生活に自信がない方は今すぐにでも改善しましょう。
良質な睡眠をとる
イライラした気分のまま寝ても、起きたら意外とスッキリしていた経験ありませんか?
睡眠はただ体を休めるだけでなく、寝ている間に脳の記憶の整理をするという役割も担っています。
眠っている間に副交感神経がしっかりと働くことによって、心身ともに疲れが取れるのです。
そんな副交感神経の働きを妨害するような原因はしっかりと取り除く必要があります。
寝る直前までテレビをみたりスマホをいじったりするのは、脳に刺激を与えて交感神経を働かせてしまうのでできるだけ避けましょう。
できれば寝る1時間前にはテレビやスマホはやめて、少し照明を落とした部屋で本を読んだり瞑想したりしてリラックスした状態で過ごすことをおすすめします。
リラックスすると副交感神経に切り替わるので眠りにつきやすくなる上に、深くしっかりと眠れるようになりますよ。
生活リズムを整える
規則正しい生活は、自律神経を整えることに直結します。
交感神経が優位に働く昼の時間帯は活発に動き、副交感神経が優位に働く夜の時間帯はなるべくリラックスして過ごすようにしましょう。
起床時間と就寝時間を一定に保って、毎日同じくらいの睡眠量を保つのも大切です。
また、前述したとおり毎日必ず3食をある程度決まった時間に食べるようにしましょう。
食事の間は交感神経が優位に働き、食事後は副交感神経が優位に働きます。
快食・快眠が何よりも大切ということですね。
適度な運動を習慣化する
自律神経を正常に保つのに欠かせないのが、適度な運動です。
特にデスクワークの人は運動不足になりがちですが、実は運動不足が続くと自律神経も乱れやすくなってしまいます。
日頃から運動不足を実感している人は、まず1日の間に少しでもいいので体を動かす時間を設けてみましょう。
なかなか運動の時間を確保できない人は、駅までのウォーキングや、寝る前にストレッチをするだけでも大丈夫なので、できることから習慣にしていきましょう。
好きなことをしてリフレッシュする
どんなにストイックな人でも、リフレッシュする時間がなければストレスが溜まってしまいます。
自律神経はストレスを感じると乱れやすくなるので、適度にリフレッシュをして気分転換をしましょう。
リフレッシュ方に決まりはないので、自分が「これをすると気分転換になる」と感じているものを実施してください。
入浴やヨガなど簡単にできるものから、ドライブや旅行、買い物などの趣味を思いっきり楽しんでみるのもおすすめです。
自律神経のバランスを意識して、健康な生活を送ろう
今回は自律神経の整え方をご紹介しました。
自律神経を整えることは、自然と健康な生活を手に入れることにつながります。
普段の生活の中でちょっと意識するだけで、毎日をもっと快適に過ごせるようになりますよ。
体調が悪い人は、ぜひ意識してみてくださいね。